ブースター美容液が注目され始めた時期ときっかけ
ブースター美容液が「化粧水前の新習慣」として美容市場で大きく注目され始めたのは、2000年代後半から2010年代初頭にかけてです。
特に、このジャンルを確立し、ブームのきっかけを作ったとされる特定の製品の登場が大きな転機となりました。
1. 注目されるきっかけとなった主な製品
この「導入美容液」というジャンルが、多くの消費者に認知され、大きなトレンドとなるきっかけを作ったのが、主に以下の製品です。
ランコム「ジェニフィック」(2009年登場)
この製品は、洗顔直後の肌に使用し、その後に使う化粧水や美容液の効果を引き出すという新しいステップを提案しました。
フランス発のブランドが、特に美意識が高く、肌の透明感や浸透*(角層まで)*を重視する日本の女性のために開発したこともあり、瞬く間に話題となり、市場に「導入美容液」という概念を浸透させました。
コスメデコルテ「モイスチュア リポソーム(現:リポソーム アドバンスト リペアセラム)」
こちらは1992年の発売と歴史は古いですが、発売当初から洗顔後すぐに使うという使用法を提唱しており、その高い保湿力と後に使うアイテムのなじみを良くするブースター効果が長年にわたり支持され、市場での導入美容液の地位を確立する上で重要な役割を果たし続けました。
2. 注目が集まった背景
特定の製品の成功に加え、以下のような美容意識や技術の変化も、ブースター美容液の注目度を高める要因となりました。
・「浸透(角層まで)」への意識の高まり
ただ高価な化粧水や美容液を使うだけでなく、「いかにその後の成分を効率よく肌*(角層)*に届けるか」という、浸透(角層まで)*をサポートする*ステップへの関心が高まりました。
・肌悩みの多様化
ストレスや環境の変化、加齢などにより、肌のゴワつきや乾燥、化粧水がなじみにくいといった悩みを抱える人が増え、既存のスキンケアにプラスワンのアイテムでテコ入れしたいというニーズが高まりました。
・技術の進化
リポソーム技術をはじめとする、美容成分を効率よく肌*(角層)*に届けるためのナノ化技術などが進化し、それがブースター美容液の機能性を裏付ける根拠となり、消費者の信頼を得る要因となりました。